lelezou’s diary

片隅でひっそり

戦争の話

職場でよく昼休みに人を招いて講演会があってみんなが聞きに行ったりする機会がある。そのうちの一つでホロコーストの生存者の方の娘さんがお話するのがあって、何度か機会があったのだけど、私はミーティングと重なっていたり忙しかったりして聞いたことがなかった。今回、在宅で仕事は自分のペースでできるし、何よりZoomなので人数制限もゆるくて、これはチャンス!と聞いてみた。せっかくだし、お子も一緒に聞こうと、Macの前に座ってオン。でも、カメラをオフにするのを忘れていて、私たち親子がばばんと映ってしまってめっちゃ恥ずかしかった。後に、ほかの部署の人と話したときに「お子さんはホロコーストの講演にどんな反応でした?」と聞かれた。その人も自分の子どもと一緒に聞こうかどうか迷ってお子さんは誘わなかったらしい。すごく悲劇的な話だとよくないと思ったとな。

戦争の悲惨さとユダヤ人差別の壮絶さの事実にも関わらず、その講演は演者がとても話が上手ですぐに引き込まれたし、目も当てられない悲惨さというのを聞いている人が不快にならないように上手に話してくれて素晴らしかった。その人はまさしく収容所で生まれた人なのだが、解放される日に生まれたという幸運があいまってお母さんと一緒に生き残ったらしい。そして今は人種差別撤廃や戦争反対を目的として財団を設立してあちこちで講演活動をしているという立派な人で、話も上手だし今回聞けてとてもよかった。来週はホロコースト記念の日があるらしい。

日本の小学校の教科書には戦争の悲惨な話とかがかならず取り入れられていて、平和がいかに大事かを子どもに伝えようとしていて、それは素晴らしいことだと思う。未来を担う子どもたちが知っておかなければならない事実であることは間違いない。

夕食はタイグリーンカリー